連日、ニュースなどで話題になっている、尼崎市の46万人の個人情報が入ったUSBメモリーを委託業者の協力会社社員が紛失した事件ですが、24日に無事発見されたことがわかりました。
発見されたUSBメモリーは大阪府吹田市内のマンション敷地内で見つかったことが、大阪府警吹田署の取材で分かりました。
委託業者の協力会社社員は飲酒後に吹田市内でUSBメモリーの入ったバッグを紛失しており、吹田署はメモリー内の個人情報が犯罪に悪用される危険があるため、２４日朝から署員約３０人が捜索にあたり、24日の正午ごろ、紛失した社員の立ち合いのもとで、署員が吹田市内のマンションの敷地内でUSBメモリーの入ったバッグをを発見しました。
なぜ、このような場所で発見されたのか、個人情報は守られているのかを調査しました。
USBを持ち出したのはなぜ？
USBメモリーの中には、尼崎市民の氏名や住所、生年月日などのほかに、生活保護受給世帯や児童手当受給世帯の口座情報などが含まれているそうです。
尼崎市によると、２１日に事務委託先の協力業者社員がデータ移管作業のために、データを記録したUSBメモリーを委託業者の指示で持ち出し作業の終了後に、飲食店に立ち寄り、飲酒などした後、帰宅時にメモリーを入れたバッグを失くしたことに気がついたそうです。
本来は、個人情報漏洩の恐れがあるので、尼崎市の許可がない限りは持ち出しは禁止されています。
いくら持ち出して作業をするように、支持されたとしても、46万人分の個人情報が入った大切なUSBメモリーを、持ち出したうえに酒を飲み記憶が曖昧になるとは、本当に無責任な方ですね！
そういった、行動が理解できません。
なぜマンションの敷地内で発見？
委託業者は24日に尼崎市内で記者会見し、「多大なご迷惑をおかけした。管理体制を見直し、教育指導の再徹底を行う」と謝罪しています。
委託業者の説明によると、USBメモリーを失くした協力会社の社員は、失くしたことにに気がついた22日の午前9時ごろ、会社に欠勤の連絡を入れましたが、USBメモリーをなくしたことについての報告はなかったそうです。
発見の手掛かりとなったのは、バッグの中に入れてあったスマホの位置情報と、幸いな事にマンションの敷地内にはいったということを、酔って曖昧な記憶でありながら、覚えていたので早期発見となりました。
個人情報は守られているのか？
発見後に、USBメモリー内の情報やデータの確認をしたところ、パスワードが変更されたりした形跡もなく、ＵＳＢメモリーが入っていたバッグの中も特に荒らされた様子はなかったそうです。
メモリーの記録を解析。現時点では、本人が尼崎市からデータをＵＳＢに移したままの状態だったといい、尼崎市民の個人情報にアクセスされた形跡がないかなどをさらに詳しく調べているそうです。
ＵＳＢメモリーに入っていた、全市民の住民基本台帳情報▽住民税情報約３６万件▽非課税世帯や生活保護受給世帯など約８万３千件の給付対象世帯情報▽生活保護・児童手当受給世帯の口座情報約８万６千件。閲覧にはパスワードが必要で内容は暗号化処理されているので安心だそうです。
現段階では、データが盗まれたりしている被害はありませんが、尼崎市の市民の皆さんは安心しきれないと思います。
さいごに
46万人の尼崎市民の、個人情報の入った大切なUSBメモリーがを紛失したという事実が報道され、一時期は、尼崎市民の方だけではなく、日本中の人たちが騒然となりましたが、今のところ、個人情報の漏洩もなく、早期発見され大事に至らなくて、本当によかっですが、その反面、個人情報の入ったUSBメモリーが、雑に扱われていると思うと恐ろしいですね。
今後は、こんなことが二度と起こらないように、大切に慎重に扱っていただきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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