知床観光船引引き上げられた船体に穴があいた原因は?事故時のものか引きあげ時のものか調査!

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北海道知床半島沖で、観光船KAZU1が沈没事故を起こし、14人が死亡12人が行方不明のまま、約1か月がたちました。

民間会社の日本サルベージが海底に沈んだ船体の引き上げ作業を27日の午後3時ごろ、水深20メートルの位置まで引き上げは完了し、いったん固定し浅瀬まで移動してから行方不明者や遺留品などの確認作業と沈没の原因を探す調査が行われるそうです。

現在では、船体の左側面に穴が開いているのが、確認できていますが、この穴は事故時にできたものなのか、引き上げ時にできたものなのか、調査したいと思います。

もしかして出航まえからのもの?

観光船KAZU1を所有する会社は、以前にも二度、座礁事故を起こしているにもかかわらず、会社自身の安全管理体制がまったくと言っていいほどできておらず、桂田社長の口癖はいつも「赤字、赤字」で、以前から悪天候の危険な日でも、船長やスタッフに無理をさして出航させるなど、無茶苦茶でワンマンな経営スタイルであったそうです。

座礁事故を起こした時も、ちゃんと原因を調べて船を修理していたのでしょうか?

そういった、事実に対して、岸田総理も記者会見で、国にも責任があると謝罪されていました。

いくら、経営難だとしても、人の命を預かる仕事なので、安全確認はしっかりとしてほしいですね!

事故時に穴があいたのか?

さて、船体の左側面の穴は、事故時に空いたのでしょうか?

水中カメラや日本サルベージの潜水士による調査によると、水中で船体は、30度ほど傾いており、後方部分に穴が開いているのが、国土交通省の発表で確認されています。

また、前方の窓ガラスが破損しており、窓枠の一部が外側に変形しており内部から、圧力が、かかったとみられます。

このことを、考えると船底や穴の空いている、左側面から海水が侵入し、船が沈むときの圧力でガラスが割れたり、窓枠が曲がったと考えてもおかしくはないでしょう。

引き上げ時にあいたのか??

もう、一つの原因として考えられるのは、一度目の引き上げ作業時に、船体を固定するための5本のベルトのうちの2本が重力に耐え切れずに切れてしまい船体は海底に落下しました。

その失敗によって、テレビなどでは、専門家の方が船にかかる、衝撃などの心配はないと述べられてましたが、もともと、重さ17トン、船体内には大量の海水が入っており、約20トンから30トンの船が182メートル下の海底に沈んだのですから、まったく影響はなかったとは考えられません。

どちらにせよ、引き上げ後の調査で真実はわかるのではないでしょうか。

引き上げの費用は誰誰が払う?

国土交通省の発表によりますと、すべての作業にかかる費用は、約10億円で、行方不明者の捜索や引き上げに向けた方法を検討するため、水中カメラや潜水士の海底に沈んだ船の調査のために8億7000万円かかっているそうです。

また、船体を実際に吊り上げる費用に約1億4000万円かかり、合計で10億円になるそうです。

国土交通省は、船の所有者に費用の支払いを求めることも検討しましたが、法律的な根拠もなく、請求はできないと判断したそうです。

そのため、全額の費用は、国が負担する見通しだとか。

とてつもない金額で、船を所有する「知床観光船」には支払うことは難しいですね!

まとめ

大勢の方が、お亡くなりになった大事故です。

「知床観光船」の経営方針や安全管理が、ちゃんとできていれば、このような事態はさけられたのではなかったのではないでしょうか。

二度と、このような事故が起こらないように、人の命を預かる方々は責任ある行動をしていただきたいです。

ほんとうに、亡くなられた方の、ご冥福をお祈りいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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