豪華客船タイタニック号の残骸を探索するツアーに向かい、6月18日早朝、オーシャン・ゲート社の潜水艇タイタン号が行方不明となりました。
大西洋で消息を絶った潜水艇タイタン号の乗客乗員5人はおそらく一瞬にして大破し亡くなったと発表されました。
米沿岸警備隊は22日、潜水艇の破片を発見したと発表。
潜水艇タイタン号は水圧で押しつぶされたとの見解を示しました。
亡くなられた、5人の名前や顔画像、どんな人物なのかについて調べました。
ストックトン・ラッシュ(61歳)

潜水艇タイタン号を所有する会社で、今回の見学ツアーを運営する「オーシャンゲート」の共同創業者かつ最高経営責任者(CEO)を務めています。
2009年にオーシャンゲートを設立し、タイタニック号見学ツアーは2021年開始しました。
ストックトン・ラッシュさんの妻・ウェンディさんはタイタニック号沈没で亡くなった、有名百貨店メイシーズの経営者だったストラウス夫妻の子孫でもあるそうです。
ラッシュ氏は1981年に世界最年少となる19歳でジェット機パイロットとしてキャリアをスタート。
米大手航空機メーカー、マクドネル・ダグラスでF15戦闘機のフライトテストエンジニアを務めた後、ここ20年は海洋関連の技術ベンチャー事業に乗り出していました。
ポールアンリ・ナルジョレ(77歳)

ナルジョレ氏は、フランス海軍、出身の探検家でどの探検家よりも長い時間をタイタニック沈没現場で過ごしてきたと言われています。
ニックネームが「ミスター・タイタニック」
そしてタイタニック沈没現場を最初に訪れた探検隊に参加しています。
1912年のタイタニック号沈没事故については、氷山との衝突後にできた100メートルの裂け目ではなく、五つの小さな穴が原因だと主張されています。
世界中の海で潜水し、深海探査のリスクについても率直に語られているそうです。
ハミッシュ・ハーディング(58歳)

ハーディング氏は、幼少期を香港で生活し、大学はイギリスのケンブリッジ大学に進学しています。
大学在学中の1980年代半ばにパイロットの資格を取得しました。
現在は航空機会社を立ち上げ、プライベートジェット販売代理店「アクション・アビエーション」を経営されています。
ドバイを拠点とし活動されていました。
1年前には、米富豪ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙開発企業ブルー・オリジンによる宇宙旅行にも参加されていました。

お子さんと一緒の様子を自身のSNSにたびたび投稿されています。
シャザダ・ダーウッド(48歳)

ダーウッド氏は現在48歳。
タイタン号には息子のスレマンさんと二人で搭乗されています。
パキスタンの実業家で、パキスタン屈指の財閥一家の出身で大富豪です。
現在は、パキスタンの大手肥料会社「エングロ・コーポレーション」の副会長で、家族で設立した「ダウッド・ファウンデーション」の仕事されています。
妻の名前はクリスティンさんで、もう1人の子供・アリナさんとともにイギリスのロンドンで暮らしています。
シャザダ・ダーウッドの息子のスレマン(19歳)

スレマンさんは現在19歳の大学生です。
父親のダーウッド氏とのツーショット画像です。
父親とともに今回ツアーに参加されていました。
SF文学の大ファンだそうで、新たなことを学んでいるところだったそうです。
ルービックキューブやバレーボールにも興味があるそうです。
さいごに
最後になりますが、タイタニック号の残骸を探索するツアーの潜水艇タイタン号に搭乗されていた5人について書かせてもらいました。
発表によりますと、タイタン号はわずか数時間で大破し全員亡くなられています。
ツアーを企画、運営したオーシャンゲート社が今後、ご遺族にどのような謝罪や対応を取るかが注目されます。
残念ながら、搭乗されていた5人の方は帰らぬ人となりました。
亡くなられれた、5人の方のご冥福をお祈りいたします。
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