旧統一教会に提訴されたミヤネ屋が本気モードに❕教団の解散説も

旧統一教会（世界平和統一家庭連合）が9月29日に会見を開いて、名誉棄損にあたるとして提訴しました。

提訴されたには、３つで、①紀藤正樹弁護士及び読売テレビ、②本村健太郎弁護士及び読売テレビ、③八代英輝弁護士及びTBSです。

これを受けた、人気番組のTBSミヤネ屋は提訴に対して教団とまっこうとぶつかる姿勢。

連日の政治家とのつながりを持つ報道が過激化されるなか、一部では解散説も浮上。

では、どのような報道に対しての提訴なのかなどいろいろと調べたいと思います。

提訴の内容は？
教団がTBSと読売テレビを提訴した理由は？
なぜ解散説が？
さいごに
1. 関連

提訴の内容は？

提訴の内容① は、７月20日放送の『ミヤネ屋』（読売テレビ制作、日本テレビ系）で紀藤弁護士が発言した内容がこちらです。

「信者に売春をさせてまで資金集めをさせている」

というものです。

提訴内容②は、9月2日放送の『ミヤネ屋』で本村弁護士が発言をした、

「司法の判断として“統一教会”の活動は布教活動自体が違法であるとすでに認定済み。“違法な組織”と認定済み」

というものです。

提訴内容③は、9月1日放送『ひるおび』（TBS系）で八代弁護士が発言した

「この教団がやっている外形的な犯罪行為等…」

などという発言だそうです。

安部元総理の銃撃事件の犯人、山上哲也の犯行に至った理由である、「教団に対する恨み」が報じられて以来、各テレビ局の報道番組が連日続くなかでのTBSと読売テレビへの提訴です。

旧統一教会は、それぞれ2200万円の損害賠償とホームページや謝罪放送などと求めています。

教団がTBSと読売テレビを提訴した理由は？

各テレビ局が、連日のように、教団のネタを報道する中、TBSと読売テレビだけをを提訴したのでしょうか？

旧統一教会を各テレビ局が報道する中でも、読売テレビの『ミヤネ屋』が際立って統一教会を徹底的に追及しています。

会見で提訴の発表があった日も、内容を淡々と説明したうえで、司会の宮根誠司さんがこう述べました。

「番組としましては、私も含めスタッフ一同、これまで通り旧統一教会の過度な献金、被害者救済、政治家との関わりなどが指摘される教団の本質的な問題は、さまざまな声、意見を取り上げながら伝え続けていきたいと思います」

と今後の方針を発表し、その直後に「続いてこちらです」と次のコーナーの紹介をすると、細田衆院議長と統一教会の関与を紹介するコーナーでした。

この強気な姿勢の発言に対してSNSなどでは、「がんばれミヤネ屋」と言う声も多く、トレンドとなり、賞賛されています。

やはり、世間の方たちも教団に対しては、悪い印象しかないようです。

なぜ解散説が？

「３つの提訴の内容を見てもわかる通り、統一教会は解散の可能性があるものだけに怯えているんです。万が一問題とされる行為が認定されれば所轄の文化庁が裁判所に解散請求を出すことができる。
政治家とのつながりなどはさほど気にしていなくて、解散の検討の機運が高まる可能性がある行為に関する発言のみ提訴している。要するに宗教法人格の死守に躍起になっていると思われます」（全国紙社会部記者）
https://www.msn.com/

この教団の提訴はどれほど“報道の抑制”に効果があるのでしょうか？各テレビ局の統一教会報道は収まるのでしょうか？番組によっては、過激な報道はやめて、事実のみを報道するかも知れませんが、『ミヤネ屋』率いる読売テレビは全く気にしていないどころか、さらに深く追及する姿勢です。

「番組でも伝えた通り、基本的にはこれまで通り統一教会の報道をします。局の社長も了承済で、さらに本気モードと言った感じです。もちろん事実関係には今後さらに入念なケアが必要でが、統一教会の献金などに苦しんでいる人がいる中で正義感として報じなければならない。
というものの一方で統一教会ネタをやるとかなり視聴率が良いので、裏番組に差をつけられますからね。世間的にもミヤネ屋を応援してもらっているので“追い風”を感じています。提訴の会見の翌日には紀藤弁護士をゲストに呼びました（笑）」（読売テレビ関係者）
https://www.msn.com/

まさに、統一教会は『ミヤネ屋』に対して、火に油を注いでしまったようです。

裁判となると、時間もかかりますが、今後の論争に注目が集まりそうです。