10月23日午後8時半ごろ、東京都江東区豊洲6丁目の豊洲市場付近の駐車場に駐車中のトラックから出火しました。
東京消防庁の調べによりますと、火は周りの駐車中の車両に燃え移り、火元のトラックを含めた13台が焼けました。
消化活動開始後の、約1時間後に火は鎮圧され、幸いにも、けが人はいませんでした。
現場はゆりかもめ「新豊洲」駅から南西に約200メートルの屋外駐車場で、すぐ近くには豊洲市場青果棟などがある場所です。
夜間の駐車場で火災が起きた原因は何で、保険が下りるのかをかんがえてみました。
火災が起きた原因は?

物々しい雰囲気で、消防隊員が消化活動をしていますが、駐車中の車12台を巻き込む大きな火災が発生した原因は何だったのでしょうか?
一番最初に発火したのは、おそらく写真の左側のトラックだと考えられます。
火は完全に消えていますが、変わり果てた姿を見ると火災の勢いを物語っています。
トラックは、ディーゼルエンジンなので、燃料には軽油を使用しています。
燃料タンクからの出火となると、ガソリンを燃料として使用するものよりも火は燃えにくく、発火の勢いも少し弱いです。
あくまでも推測ですが、トラックのキャビン内の電気系統のトラブルか何かが原因で発火し、最終的には燃料タンクに燃え移り近くに駐車していた車の発火の原因になったのではないでしょうか?
そう考えると、火災当時に運転手が乗っていたと考えられますが、ケガが無くて幸いです。
誰も乗っていないとすれば、放火の疑いもあります。
事実関係は、消防中の詳しい調べで分かりますが、13台の車が燃えてしまい大きな、金銭的被害は起きましたが、けが人がでなかったことは不幸中の幸いです。
保険金は下りるのか?
さて、このような車の火災での損傷が起きた場合、保険金はきちんと下りるのでしょうか?
原則的に、たとえ隣に停めてある車から発生した火災に巻き込まれ、被害を受けた事が分かっていても、火災の原因となったトラックの対物保険で修理代などがでるのでしょうか?
建物の火災では、隣の家から火が出て被害を受けた場合、火事を起こした家の人へ請求することはできずに、言わば「泣き寝入り」することになります。
そのために、火災保険に加入します。
車の場合は、車検を受けるのと同時に自賠責保険に入ることが義務付けられています。
しかし、おおきな事故を起こしたりした場合、自賠責では保証額を満たせない場合があるために任意保険に加入するわけです。
任意保険に車両保険を付ければ、来季の保険料はアップしますが、修理することができます。
車両保険を付けてない車は、相手の保険会社や所有者に請求することができるのでしょうか?
相手の車が、自動車火災を起こした時に他の車の修理代金を支払える、などという特約がもし付いていれば安心ですが、保険料が高くなるためそのような保険に入っているという話は、ほとんど聞いたことがありません。
修理代金をめぐり、裁判で争う事もできるとは思いますが、たいていの人は費用や時間を考えて[泣き寝入り」する人が多いです。
結果としては、自分の車両保険を使って修理するか、自分のお金で治すという馬鹿らしい話になります。
駐車場に車を停めても、安心できないですね!
さいごに
最後になりますが、一台のトラックが巻き起こした自動車火災について記事にさせてもらいました。
けが人はなく幸いでしたが、車という個人の財産を奪う事故となりました。
修理をすれば治るかもわかりませんが、いずれにせよお金がかかります。
もちろんトラックの運転手さんにとっても不慮の事故ではありますが、他の車を巻き込んでしまったことには、心が痛むでしょう。爆発音が4回したなどTwitterに投稿されたりしていますが、付近の住人の方たちも怖い思いをされたのではないでしょうか?
車は走る時だけではなく、停めているときも燃料をつんでるわけですから、時には凶器となります。
日常の点検が、大事だなと思わせられる火災事故でした。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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